地雷を踏んだらサヨウナラ
2月末に沖縄マラソンに向かう羽田空港で、
みんなが本屋に寄るというので、それに付き合ったときに
なぜか目に入ってきた本。
カンボジアに行く前からその存在は知っていたのだけれど、
なんとなく手に取る気がしなくて、
そして現物を見る機会もないまま今まで来た。
これも何かの縁ということで、早速購入。
シェムリアップの町は、今ではかなりの部分観光地化されて、
街中は安全に歩くことができるけれども、
やはり少し車を走らせると、
いまだに地雷除去がすんでいない場所がかなりあるらしい。
自分が実際に見てきている場所で、
しかもいまだにそれほど開発されていないので、
文章を読んでいて、かなり感情移入できる。
旅行中に、この本に影響されて、カンボジアに向かうという女の子に出会ったが、
自分が旅行前にこれを読んでいたとして、
わざわざカンボジアを旅行地に選ぶとするかどうかはちょっと微妙なところだけれど、
一度行った自分にとっては、とても興味深く読むことのできる作品だ。
読んでいるうちに、再びシェムリアップの町を訪れたくなってきた。
- 作者: 一ノ瀬泰造,馬淵直城
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1985/03/08
- メディア: 文庫
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